超高齢社会である日本。
高齢化により生産人口は年々減少していますが、今後は労働できる年齢でも介護によって労働できないという形もどんどん増えると思います。
記事の中でも紹介されていますが、介護により仕事を退職している人が年間10万人いるようです。10万人いるということは、年間介護が必要になる人も少なくとも10万人増えているという見方ができます。
今後ますます介護を必要とする人口は増えていくと思います。
ただ、介護人材が不足していることを考えるとキャリア中断を行う人口も比例的に増えていくことが予想されます。
この問題の解決方法としては、実現の難易度を考慮せずに考えてみると、
などがあるかと思います。
まず、介護をしながら仕事も行うという部分ですが、現在では240万人いるようです。
総務省の就業構造基本調査によると、介護や看護のために退職する人は年間10万人を超えている。また、仕事と介護を両立している人は約240万人という多さだ。
WEBを駆使すれば遠隔にいても、短い時間でも仕事を行うことは可能だと思います。
今はクラウドソーシングもありますし、今後はもう少し両立する人口は増えるかもしれません。ネット社会なので、仕事の多くがIT化されてしまえば仕事の方法自体が変化していくので、今よりも両立はさほど難しくなくなるかもしれません。
2番目をいったん飛ばして、3番目の介護が必要になる状態を防ぐという部分ですが、ここは予防の流れが浸透していくんじゃないかなあと考えてます。
今は簡単に健康状態を検査することができる検査キットなども多くありますし、ウェアラブルデバイスも普及していくと思うので、健康状態の確認が意識的にやらなくても今のスマホを持つと同じくらい無意識的にできるようになると思います。
予防の意識が高まれば、病院にかかる機会も減るでしょうし、今後ますます医療費が上がるので医療費も抑え、健康を維持してという一石二鳥的な考えがぐんぐん浸透すると思います。
さっき飛ばした2番目の介護人材を維持する、増やすが一番時間がかかるのではないかなあと思っています。ただ、2番目が一番必要なことではないかなと同時に思っています。
1番目と3番目はある意味表面的な一時的な対応という見方もできますが、2番目は介護業界の本質的な部分にあたると思います。
現在の介護職は介護だけでなく、様々な業務も全部ひっくるめで取り組まざる得ない状態になっていると感じます。学校の先生が教えることだけでなく、親御さんとの連絡係も部活動の教育係も全部ひとりの教師がやらないといけないのに似ています。
仕事を今一度整理する必要があると思います。介護士がしなければならないことと介護士でなくてもできることという感じで。
介護士でなくてもできることはロボットやITツールで代用していまえば、介護士の方が介護に充てる時間を増やすことができると思います。
もしこれまで雑務に充てていた時間がロボットなどにより、浮いた時間になれば今までできなかったことに費やすことができると思います。
それは仕事の発信。仕事の共有。仕事の質を高めること。など。
介護という仕事が、介護士や介護に携わる人により正しく世の中に発信されることができれば、介護という仕事の理解が進むと思いますし、理解が進めば興味が生まれます。
興味が生まれると携わりたいと考える人も増えると思います。
また、仕事の共有。同じ職場内のスタッフ同士だったり、職場の域を超えた交流などを持つことができれば、介護業界全体で介護の質を高めることに繋がることになると思います。
今早急に対応しないといけない部分ではないかと思っていますし、自分が介護の世界に興味を持つようになったのも、よくよく考えるとこの部分な気がします。
まず何から着手するか。
考察するのは簡単ですが、実際にトライ&エラーしてみないことにはどうしようもありません。勉強します。