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介護現場でのテクノロジー活用は双方の歩み寄りが欠かせない

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昨夜、フジテレビで放送している「有吉弘行のダレトク!?」をたまたま見ていたときのこと。

なんと!以前ブログにも取り上げた、トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社さん(@DFree_j)出てるじゃないですか!

トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社さんは「DFree」という排泄予測デバイスを開発しています。

DFreeはウェアラブルデバイスで、装着することで排泄タイミングを事前に教えてくれます。

介護する人にとっても、介護される人(排泄タイミングの通知が難しい人)にとっても負担を軽減してくれるテクノロジーです。

介護に限らずですが、テクノロジー活用って提供する人、使う人、双方の歩み寄りがめちゃくちゃ大事ですよね。

双方の歩み寄りが大事だというのは、僕の中でテクノロジーはあくまで手段という考えがあるからです。

世の中にはありとあらゆるテクノロジーがあります。電話、自動車、飛行機、携帯電話、スマホ、・・・そのどれもが何かを解決するために開発されたという事実。

提供すること、使うことが目的になるとそれ以上のものは生まれないような気がするんです。

先に紹介した「DFree」、なぜ開発されたかというと、ご自身が排泄に失敗したという経験からです。

排泄に失敗したくない!という問題を解決するために生まれ、誰が欲しいのか調べると、予想外にも介護業界のニーズがとても高かったそうです。

開発者自身が「自分と同じように排泄に困る人はいるんじゃないか?」と考え、そのデバイスを知った人たちも「こういう使い方ができそう」と誰かを思い浮かべたことで、今ではテレビで紹介され、世界中からも注目されるデバイスになっているわけです。

提供する人、使う人、双方が同じテーマをしっかり考え、歩み寄ることで大きな変化を生むんだと改めて思いました。

テクノロジーを活用することで良い点は、ノウハウがデータとして蓄積されていく事だと思います。

ビジネス現場においてはとても活用が進んでいるわけですが、介護現場においてはまだまだ進んでいないのが現状。

福祉現場で働く友人も「どうやって介護するか、介護士自身の経験に頼る形になってしまう」と話しており、経験値ベースになってしまい継承していくことが難しいと話していました。データがあれば傾向を掴むことができたり、似たようなケースとして参考にできる部分も大いにあると思います。

実際、僕自身も介護現場で1日体験をしましたがITリテラシーはビジネス現場と大きく離れていることを実感しました。

介護現場において、テクノロジー活用は必至だと思います。そのためには双方の歩み寄りがめちゃくちゃ大事になると思います。

そして、双方のギャップを埋める、テクノロジーと現場の間に入って双方を繋ぐ人材があまりいないというのも一緒に解決していく課題のように感じます。