どうも、佐々木(@moto_ssk)です。
最近「好きなこと」とか「やりたいこと」について話をする機会があり、改めて自分のことやこれまでの経験を振り返っていたときに見つけた、とあるブログ記事。
とても考えさせられたのでこんなツイートをしました👇
変化が速まる
→自分のこと(好き、怒り、悲しみ、悔しさ)を振り返らず
→世間的に見て"変じゃない"状態を作ることに時間を費やし
→変化についていってるだけで自分のことは分からないまま
→次なる変化にまたついていく
これって一体何に背中を押されてるのかhttps://t.co/0vGL7clh9b @FACTDEAL— 佐々木基之(Motoyuki Sasaki) (@moto_ssk) July 27, 2018
ジョージ・カーリン氏はアメリカのコメディアンです。政治や社会を痛烈に批判する笑いで人気を博したそう。残念ながら2008年にお亡くなりになったそうですが、彼が残した「現代の矛盾」を表した言葉がとても心に残った次第です。
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SNSがあることで、自分のことを素直に表現することが簡単になった分、言葉のチョイス次第で思わぬ方向に話が拡がったり、自分の意見が少数派か多数派かが見える分、意見を曲げることになったりと、便利になった反面、多くの制限がかかるようになったのも事実だと思います。
「自分との対話」の時間も大きく減ったり。
いつの間にか目の前にいる人よりも、どこの誰だか知らない他人の言葉に耳を傾けるようになったかもしれません。誰かの生き方が見えるからこそ、一番当てはまりそうな誰かになろうと必死なのかもしれません。
果てしてそれは何に背中を押されているのか…
最後に、彼の言葉を引用します。
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ビルは空高くなったが
人の気は短くなり
高速道路は広くなったが
視野は狭くなり
お金を使ってはいるが
得る物は少なく
たくさん物を買っているが
楽しみは少なくなっている家は大きくなったが
家庭は小さくなり
より便利になったが
時間は前よりもないたくさんの学位を持っても
センスはなく
知識は増えたが
決断することは少ない専門家は大勢いるが
問題は増えている薬も増えたが
健康状態は悪くなっている飲み過ぎ吸い過ぎ浪費し
笑うことは少なく
猛スピードで運転し
すぐ怒り
夜更かしをしすぎて
起きたときは疲れすぎている読むことは稀で
テレビは長く見るが
祈ることはとても稀である持ち物は増えているが
自分の価値は下がっている喋りすぎるが
愛することは稀であるどころか憎むことが多すぎる生計のたてかたは学んだが
人生を学んではいない長生きするようになったが
長らく今を生きていない月まで行き来できるのに
近所同士の争いは絶えない世界は支配したが
内世界はどうなのか前より大きい規模のことはなしえたが
より良いことはなしえていない空気を浄化し
魂を汚し
原子核を分裂させられるが
偏見は取り去ることができない急ぐことは学んだが
待つことは覚えず計画は増えたが
成し遂げられていないたくさん書いているが
学びはせず情報を手に入れ
多くのコンピューターを用意しているのに
コミュニケーションはどんどん減っているファーストフードで消化は遅く
体は大きいが
人格は小さく利益に没頭し
人間関係は軽薄になっている世界平和の時代と言われるのに
家族の争いはたえずレジャーは増えても
楽しみは少なくたくさんの食べ物に恵まれても
栄養は少ない夫婦でかせいでも
離婚も増え
家は良くなったが
家庭は壊れている忘れないでほしい
愛するものと過ごす時間を
それは永遠には続かないのだ忘れないでほしい
すぐそばにいる人を抱きしめることを
あなたが与えることができるこの唯一の宝物には
1円たりともかからない忘れないでほしい
あなたのパートナーや愛する者に
「愛している」と言うことを
心を込めてあなたの心からのキスと抱擁は
傷をいやしてくれるだろう忘れないでほしい
もう逢えないかもしれない人の手を握り
その時間を慈しむことを愛し
話し
あなたの心の中にある
かけがえのない思いを
分かち合おう人生はどれだけ
呼吸をし続けるかで
決まるのではないどれだけ
心のふるえる瞬間があるかだジョージ・カーリン
(photo by dhipatriots)