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その主語は「自分」か。【ジョージ・カーリン】の言葉が刺さる。

ジョージ・カーリン

どうも、佐々木(@moto_ssk)です。

最近「好きなこと」とか「やりたいこと」について話をする機会があり、改めて自分のことやこれまでの経験を振り返っていたときに見つけた、とあるブログ記事。

とても考えさせられたのでこんなツイートをしました👇

ジョージ・カーリン氏はアメリカのコメディアンです。政治や社会を痛烈に批判する笑いで人気を博したそう。残念ながら2008年にお亡くなりになったそうですが、彼が残した「現代の矛盾」を表した言葉がとても心に残った次第です。

SNSがあることで、自分のことを素直に表現することが簡単になった分、言葉のチョイス次第で思わぬ方向に話が拡がったり、自分の意見が少数派か多数派かが見える分、意見を曲げることになったりと、便利になった反面、多くの制限がかかるようになったのも事実だと思います。

「自分との対話」の時間も大きく減ったり。

いつの間にか目の前にいる人よりも、どこの誰だか知らない他人の言葉に耳を傾けるようになったかもしれません。誰かの生き方が見えるからこそ、一番当てはまりそうな誰かになろうと必死なのかもしれません。

果てしてそれは何に背中を押されているのか…

最後に、彼の言葉を引用します。

ビルは空高くなったが
人の気は短くなり
高速道路は広くなったが
視野は狭くなり
お金を使ってはいるが
得る物は少なく
たくさん物を買っているが
楽しみは少なくなっている

家は大きくなったが
家庭は小さくなり
より便利になったが
時間は前よりもない

たくさんの学位を持っても
センスはなく
知識は増えたが
決断することは少ない

専門家は大勢いるが
問題は増えている

薬も増えたが
健康状態は悪くなっている

飲み過ぎ吸い過ぎ浪費し
笑うことは少なく
猛スピードで運転し
すぐ怒り
夜更かしをしすぎて
起きたときは疲れすぎている

読むことは稀で
テレビは長く見るが
祈ることはとても稀である

持ち物は増えているが
自分の価値は下がっている

喋りすぎるが
愛することは稀であるどころか憎むことが多すぎる

生計のたてかたは学んだが
人生を学んではいない

長生きするようになったが
長らく今を生きていない

月まで行き来できるのに
近所同士の争いは絶えない

世界は支配したが
内世界はどうなのか

前より大きい規模のことはなしえたが
より良いことはなしえていない

空気を浄化し
魂を汚し
原子核を分裂させられるが
偏見は取り去ることができない

急ぐことは学んだが
待つことは覚えず

計画は増えたが
成し遂げられていない

たくさん書いているが
学びはせず

情報を手に入れ
多くのコンピューターを用意しているのに
コミュニケーションはどんどん減っている

ファーストフードで消化は遅く
体は大きいが
人格は小さく

利益に没頭し
人間関係は軽薄になっている

世界平和の時代と言われるのに
家族の争いはたえず

レジャーは増えても
楽しみは少なく

たくさんの食べ物に恵まれても
栄養は少ない

夫婦でかせいでも
離婚も増え
家は良くなったが
家庭は壊れている

忘れないでほしい
愛するものと過ごす時間を
それは永遠には続かないのだ

忘れないでほしい
すぐそばにいる人を抱きしめることを
あなたが与えることができるこの唯一の宝物には
1円たりともかからない

忘れないでほしい
あなたのパートナーや愛する者に
「愛している」と言うことを
心を込めて

あなたの心からのキスと抱擁は
傷をいやしてくれるだろう

忘れないでほしい
もう逢えないかもしれない人の手を握り
その時間を慈しむことを

愛し
話し
あなたの心の中にある
かけがえのない思いを
分かち合おう

人生はどれだけ
呼吸をし続けるかで
決まるのではない

どれだけ
心のふるえる瞬間があるかだ

ジョージ・カーリン

(photo by dhipatriots)