どうも、佐々木(@moto_ssk)です。
度々言っているように、エンジニアにとってコミュニケーションは不可欠です。
ただ、やみくもにコミュニケーションを取れと言ってるわけではないんですね。
相手へのリスペクトを忘れてはいけません。
相手へのリスペクトが欠けたコミュニケーションは相手にとても失礼です。
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例えば、認識の一致をはかるときとか。
エンジニアにとって(誰にとってもそうですが)、思い込みで作業することが一番危険ですよね。
「え?そうだと思ってました〜」
って軽く言う奴には、おい!ふざけんな!です。これはプロとして残念すぎます。
思い込みで作業しないために、認識の一致をはかるわけですが、
「○○ってことでいいんですよね?」
って乱暴な聞き方をするのはちょっと相手に失礼です。答えを押し付けてるじゃないですか。
せめて「○○という認識で間違ってないですか?」という聞き方がいいですよ。
細かいですが、語尾や言い回しひとつで印象ってガラッと変わりますから。
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リスペクトが欠けたコミュニケーションは「質問の仕方」によく現れます。
そのひとつが「相手に答えを求める」質問です。
質問が「答えを聞くこと」になってるプログラマーの成長スピードは遅い。その場しのぎばっかりできるようになる。
「また同じこと聞かないためには?」
もセットで整理するといい。会社の先輩、上司は知恵袋じゃない。
質問するな、ではなく、「同じ」質問を「平気で」するなhttps://t.co/byDRxOskcb— 佐々木基之 (@moto_ssk) September 1, 2018
自分の作業を進めたいという気持ちはよくわかります。そのためには答えが必要なのもわかります。
でも、先輩も上司も同じように自分の仕事を持っていますよね。
確かに後輩の指導も先輩の役割ですが、「なんでも相談所」になるということではありません。
答えがあればその場はうまく進むかもしれませんが、また同じような質問をするようでは対応してくれた方に失礼ですよね。
「質問するな」ということではなく、「(同じ)質問を(何度も平気で)するな」ですね。
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質問をする上で気をつけておくことがあります。
質問するとき、受けるときは
何をどう考えて、
どんなことに取り組んだら、
どんな結果で、
それに対してどんな見解なのか
どんな状態を望むのかをハッキリさせた方がいい。お互いの思い込み部分をまず出して共有しないと一方通行なやりとりになってしまう。
— 佐々木基之 (@moto_ssk) September 1, 2018
質問する側も、質問を受ける側も、前提部分を最初にハッキリと言語化するといいですね。
きちんと言語化することで、自分の理解度をチェックすることもできますよ。
「自分は○○だと思ってたけど、△△ってことだったのか」
「なんと!□□という方法もあるのか」
のように、自分の理解とのギャップを知ることが学びのキッカケに変わっていきますしね。
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良質な質問は、
聞く部分はしっかり聞き、聞かなくていい部分は聞かない質問
だと思います。
「んなもん自分で考えろ!」の部分は「聞かなくていい」部分です。逆に、そう言われるってことは「答えを聞いてるぞ」ってことでもありますが。
それに同じ質問を繰り返すということは「僕成長してません」と言ってるのと同じですからね。
自分で考えることを放棄せず、自分の考えをセットで質問してみてください。
仕事をしていく上で、質問をはじめとしたコミュニケーションは不可欠なので。