新しいことを学ぶときって書籍を読んだり、インターネットで検索したり、
文章を通して学習する機会って多いと思います。
文章を通してある程度理解できればそれに越したことはないんですが、
一番怖いのは”わかったつもり”です。
本当に理解できたかを図るとき、自分は図で表現できるか?を基準にしています。
図にするって絵心ないとできないんじゃ・・・
とか、そんなことは一切心配する必要なしです。
図の綺麗さが重要ではなく、的確に図示できているか?が重要です。
さらに、シンプルであればあるほど良いです。
というのも、講師経験のある方はわかると思いますが、
講師が図示するキャンバスはホワイトボードが圧倒的に多いと思います。
ホワイトボードは大きさが限られている、かつ、細かく書いても最後列は見えない
ので、複雑な図はかえって混乱のもとです。
○、△、□、矢印くらいで表現できる方が良いのです。
図を描く際に気をつけているのは、全体の流れや関係を俯瞰できているか?です。
例えば、
など。
図を見返したときに「どんなこと話してたっけ?」を思い出せるかどうか。
思い出すことができれば、テーマについて全体を捉えていると言えると思います。
適切な図を使っているかが重要なので、お絵かきになってはダメです。
IT業界に身を置いている方であれば聞いたことがあると思いますが、
UMLという表記方法を規定した言語(言語というか図です)があります。
UMLのひとつであるユースケース図は、システムとアクターの関係を図示できます。
また、アクティビティ図は業務の流れなどを図示できます。
他にも様々な図が規定されているので、まずはUMLをきっかけに図解のトレーニングを初めてもいいかもしれません。
アクティビティ図はIT業界関係なくても使えるのでオススメです。
自分もシステム開発時、上司と相談する際にUMLの手抜き版的な図を書いて、
認識違いがないかなどを確認するようにしています。
さて、今回は図解力についてまとめてみました。
図にすることは自分の理解度を可視化できるのでオススメです。
また、図があるとコミュニケーションの相手も同じ図を見ることになるので、
認識の可視化をもすることができます。
コミュニケーションコストは結構でかいので、
効率よく仕事をする上でも図解力は重要だと思います。
ぜひ試してみてください!