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妄想には想像が必要。想像には予想が必要。

妄想には想像が必要。想像には予想が必要。

どうも、佐々木(@moto_ssk)です。

僕は常々「妄想力は世界を変えてきた」と思っています。

気軽に取り組めるけど、とても偉大な力だなと。

ちなみに「妄想」と「閃き」は全然違うものだと捉えてます。

「閃き」は「点」情報です。パッと出てくるものって感じ。

一方で「妄想」はストーリーが必要。対比させるのであれば「面」情報ですね。

面を構築するには自分のなかに潜む「思考の壁」を乗り越える必要があると思います。

無意識的に「いや〜ないない」と抑制をかけてしまっては壁を乗り越えることはできないなと。

子どもに向けて「想像力を鍛える」という謳い文句の教育や取り組みって結構あります。

ただ、大人こそ「想像力」を鍛える必要があるのかなと…

現代社会において、知らないことはすぐさまグーグルに解決を求めますよね。そして手に入った答え(らしきもの)を手に入れる。答えまでに要する時間は秒単位です。

それはそれで便利なことなんですが、失ったものもあるよなあと。

それは答えを予想することです。

僕はプログラミング講師としても働いていますが、すぐ答えを教える(伝える)ことはしません。

理由はギャップを認識してほしいから。

ギャップは「自分の予想」と「実際の答え(最適解)」の差です。

ギャップを知ることで自分に足りない部分、思い込んでた部分、認知すらできていない部分を自身で把握することができます。ここをスキップしてしまうと、同じミスを繰り返したり…ということに繋がるんですよね。

予想する上で想像力は欠かせませんから、予想をスキップすることは想像力の低下を意味します。

さらに言えば、妄想は想像の上位版ですから、妄想力もおのずと低下しますよね。

そう考えていくと、子どもに想像力を鍛えろと伝える側の大人こそ想像力を鍛える必要があるなと。

「妄想」は気軽に取り組める反面、その下には「想像」そして「予想」という土台が欠かせません。

土台を構築していくうえで、

①遊びの経験×α = 想像力
②”ない”ものを”ある”と描く
③いくつかの衝撃が必要
④ある程度の制限(ルール)を設ける
⑤「知る」と「思考する」という2視点を持つ
⑥身の回りをおもしろがる

はひとつの手段になるんじゃないでしょうか。

ちなみに、Mr.Children の桜井さんも「想像力の低下」を危惧してるっていう。