文系の人と理系の人を区別するものって、正直ないと思うという話を前回しました。
正直ないという考えは変わりませんが、大学なら大学で4年間費やしてきた時間における経験値はやっぱり差があると思います。
じゃあ、その差を他者と比較して感じたときに、それでも自分はがんばるのか、やっぱり諦めるのか。がんばるか、諦めるかの違いは興味や好きという感覚や感情の部分になるんじゃないかなあと思ってます。
見出しが結構過激ですが、このまとめは面白く拝見することができました。
IT企業の内定者は実はこう思ってるんだという部分が非常にわかりやすかった。(まどか☆マギカというのは全く知らないし、わからないけど・・・笑)
新人研修の講師をしてて思うことは、技術が好きな人とそうでない人はすぐわかります。
まず、技術が好きな人は講師が教えてないことでも自分で調べて聞いてきます。
方やそうでない人(よくわかってない人)は講師が教えたことをきっちりがんばります。
好きな人という言い方をしましたが、厳密に言うと、自分がやっていることをイメージできている人という言い方の方が適していると思います。
絶望感を感じるというのは、おそらく、自分の中に抱いているイメージに支配されて、自分が取り組むことに何も感じない、取り組んでいる対象から何も得ることができていないからだと思います。
佐々木:「仕事はIT系です。」
話相手:「うわ~かっこいいですね!頭いいですね!」
これがITに対する一般的なイメージかと思います。ITって英語だからか、響きも良いし、かっこよく聞こえます。実際の仕事もイメージ通りかっこいいのか?
これは仕事によりけりなので一概に言い切れません。
IT業界を志望する学生と話をする際、一番多い志望理由は「いろいろできそうだから」
うーん。確かにITは幅広いし、いろいろできます。でも、あなたは何がしたいのか?
「いろいろできそう」「かっこよさそう」「PC使いこなして仕事できそう」
このようなイメージが先立つと、IT業界に入ることが目的になります。するとどうなるか?
実際に入って「イメージと違う」となります。
原因は、自分は何がしたいのか?がないくせいに、漠然としたイメージを事実だと無理やり自分の中で認識し、それが全てだと思い込むからだと思います。
IT業界は確かに華やかな部分もあると思います。いろいろできます。
ただ、いろいろするためにはいろいろできる力が必要です。
しかも、その力はPCを自分の命令通りに動かす力(プログラミング)や機械の仕組みを知る力や新しいものをどんどん取り入れる力、などなどです。
プログラミングができなくても、プログラミングでできることを知ることは重要です。
プログラミングは魔法ではありません。
プログラミングは自分が書いた通りにしか動きません。
今後、人工知能の技術やロボットの技術やますます発展していってITの世界はより加速度的に成長を続けていくと思います。
ではIT業界に入れば安心か?
答えは自分次第です。IT業界はあくまで業界です。そして、自分は自分です。
最初はできないことばかりです。自分もそうでした。未だにそうです。
IT業界は勉強あるのみです。知らないと置いてかれます。魔法じゃありません。自分の力で手に入れるしかないのです。
そのためにも、まずはがむしゃらにやってみることが必要かと感じます。
安心は自分の手で作っていくしかありません。