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何気ない日常生活にエッセンスを加えてくれる。僕の大好きな喜多川 泰さん作品BEST3

喜多川泰

皆さんには好きな作家さんっていますか?

小説家、漫画家、エッセイスト、などなど、作家と呼ばれる人は数多くいらっしゃいます。

僕は好きな作家さんは、喜多川 泰 さんです。

今日は僕の大好きな喜多川さんについて、大好きな作品と併せて紹介します。

勉強をすることは目的ではなく手段

喜多川さんは学習塾「聡明舎」の代表です。

聡明舎は単なる学習塾ではなく人生観まで教えてくれる塾です。

以前、喜多川さんの講演に行った際にお話しなさっていたエピソードの中に、まさに聡明舎を象徴するようなお話がありました。(以下、思い出しながらです。)

なかなか英語の成績が上がらない生徒がいたんです。

そこで彼と話すときに、ある話をしました。実はその話は外国人と話した時に私が学んだ内容なんです。

そこで彼に、「私はこんなことを学んだんだ。それはね、私が英語という言葉を知っていたから、日本語ではわからない彼らの考えに、彼らの言葉で触れることができたからなんだ」と伝えました。

その日から彼の英語の成績は上がりました。

喜多川さんは生徒に「英語を勉強しろ」とは一言も言っていません。英語のおかげで素敵な経験をしたと言っただけです。

でも、この話により生徒にとって「英語を勉強する」ことは目的から手段に変わったのです。自分も素敵な体験をしたい。そのためには英語を学ぶんだ!と。

教育において大事な部分はこういう部分な気がします。学ぶことは手段ですよね。

日常生活に学ぶ種はたくさん植えてある

喜多川さんは本当に素敵な作品を多く世に出していらっしゃいます。

では喜多川さんの素敵なところはどんな部分なのか?

喜多川さんの作品は、物語であり自己啓発な感じです。

自己啓発本を読むときちょっと構える。。。なんて方もいるのでは?

そんなときは喜多川作品がおすすめです。

なぜかというと、喜多川さんの作品はちょっとした日常から話が始まります。

それは僕たちが普段生活しているような、本当に何気ない日々です。

物語を通して人生にとって大切なことを教えてくれます。

教えてくれるというより、再認識させてくれるような感じです。

大事ってことはみんな知ってるし、当たり前にできたらいいとは思ってる。

でも本を読むと改めて自分と照らし合わせることができる。

本を読み終えると、自分の日常に置き換えて自分自身を振り返ることができると思います。

好きな喜多川作品ベスト3

では最後に、僕の大好きな喜多川作品をベスト3を紹介します。

第3位

「母さんのコロッケ」

これは家族をお持ちのお父さん、自分の仕事について考える社会人の方にはぜひ読んでほしい1冊です。

主人公は自分はやりたいこととやらなければならないことで迷走しています。

そこで不思議な体験をし、自分が生きる意味について考えます。

ご先祖様が繋いでくれたこの命。どう使って次の世代に伝えるべきか?がテーマです。

自分はやりたいことやれてるか?自分自身を振り返りたいときにぜひおすすめです!

第2位

「君と会えたから」

これは高校生、大学生など、これからの進路を考える人におすすめの1冊です。

主人公は高校生です。平凡でやりたいことが何かとかも考えたことがない。

そんな彼のもとに可愛い女の子が転校生としてやってきます。

最初は彼女に興味があった主人公ですが、彼女を通して人生について考えるようになります。学んでいけばいくほど彼女の持つ秘密が明らかになっていき・・・という感じで進みます。

僕はこの本を読んだとき、自分の大事にしているものが何か明確になりました。

この本を友人に紹介したのですが、とてもよかったと感想をもらい、その友人も今では喜多川さんのファンです笑

社会人の方にも響く作品だと思います。ぜひ!

第1位

「賢者の書」

これは喜多川さんの処女作であり、喜多川さんらしさが最も詰まった作品です。

どの境遇の方にも響く作品です。

主人公は自分の境遇に満足いかず、人生なんてどうでもいいと絶望に浸っています。

気分転換にと訪れた講演で少年に出会います。少年は9人の賢者と出会う旅をしていて、主人公がいる公園で最後の賢者に会うと話します。

では賢者に出会うまで私に旅について教えてくれと主人公は少年に頼み、少年は話出します。このような感じで進みます。

この本は僕のバロメータです。いつ読んでも違った学びがありますし、新鮮な気持ちになります。9人の賢者が1つずつ、人生において大切なヒントをくれます。

つまり、読み終えた頃には自分を振り返る9つの視点が提供されます。

この9つの視点は本当に当たり前で、単純なことです。誰だって思いつくことかもしれません。でも、自分を振り返ることができ、まさに9つの視点を日常に置き換えることができます。

 

本当はもっともっと作品がありますし、順位をつけるのも大変おこがましいです。

このブログをきっかけに多くの人が喜多川 泰さんの世界観に触れていただければ幸いです。

喜多川さんの作品は、そのときの自分の状況にぴったりな作品が必ずあります。

迷った方は僕に聞いていただければ、僕からおすすめの作品をお伝えします笑。

日常生活に学びの種は植えてある。それに気づけるように毎日を大切に過ごしたいですね。

コメント (2)
  1. toshinakao より:

    紹介してもらった『また必ず会おうと誰もが言った』も面白かった!
    てか映画化されているんだね!w
    http://matakana.jp/

  2. motossk より:

    ぎばちゃんさん
    コメントありがとうございます。
    はい、その作品は旅をテーマにしているのでとても読みやすいですね。人に感謝をするって単に「ありがとう」と言えばいいものではない、ということを考えさせられますね。
    そうです!僕は福岡で唯一上映していた北九州まで見に行きました!w