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「好きなこと」「やりたいこと」を無理に見つけるしんどさ

やりたいこと、好きなこと、しんどい、仕事、役に立つ

好きなことを仕事にする」って字面ほどキラキラしたもんじゃないと思うんですよね。

就活も同じ。「やりたいことを見つける」って言うけど、んなもん簡単に見つかったらそれはそれでどうなんって思います。だって「やりたいこと」って変わってくものですよね。

「やりたいこと」や「好きなこと」があれば万事OK感あるんですけど、別になくても構わないと思ってます。というか、無理に見つけるのものでもないし、それって超しんどいです。

仕事の出発点は「どんだけ人の役に立つか」のはず

なんでもいいんですが、その仕事がなんで存在してるのか?を考えたら、

  1. 必要としてる人がいて
  2. しかもその人の役に立ってるから

ですよね。

となると、仕事にする上でまず考えるべき出発点は

【どんだけ人の役に立つか】

のはずなんです。

「好きなことを仕事にしよう」は

【自分の好きなこと】

が出発点になってる気がするんですよ。順番が違う気がする。

好きなことを仕事にするには、自分が好きであること+人の役に立つことを同時に満たさないといけないし、同じことを好きな人は当然いるので、その人と差別化を図りながら引き続き役に立つことを提供しないといけない。結構しんどいことだと思うんですよね。

なので、「好きなことを仕事にしよう」は字面ほどキラキラしたもんじゃないなあって。

本当に好きなことほど案外言葉にできない

「好きなこと」とか「やりたいこと」って考えて見つけるようなもんじゃないと思うんですよ。

「気づいたらやってる」とか「知らないうちに時間たってる」とか、そういうものこそ「好きなこと」だったり「やりたいこと」だと思うんです。

👆の先輩エンジニアは絶対プログラミング好きじゃないですか。

本当に好きすぎると、先輩エンジニアみたいに案外言葉にできないと思うんです。だって無理に言葉にしたら陳腐化しそうじゃないですか?

本当に好きなことなら言葉にするより手を動かしてますよ。たぶん。

「好きなこと」「やりたいこと」見つけるくらいならなんかやる

「好きなこと」も「やりたいこと」も変わってくものだと思うんですよ。だから無理に探さなくていいですよ。しんどいし。それよりもなんかやった方が100倍マシだと思います。

「好きなこと」も「やりたいこと」も経験した中からしか出てこない。

そういう意味でもなんかやる方がいいと思います。

僕も正直何が好きか、何がやりたいかよくわかりません。でも、面白そうって思ったことは「自分でもやってみる」を大事にしてます。やってみると気づける面白さは必ずあります。今もベランダ菜園してますけど、やってみると普通に楽しいですもん。

なんのためにやるか?を考えて動きが鈍くなるくらいなら、とりあえずやっちゃえばいいですよ。

やっちゃって、んで考えてみて、効果ないかもと思ったらやめればいいと思いますし。

どこでその経験値が役に立つかなんてわかんないですしね。

まとめ

働き方評論家の常見さん(@yoheitsunemi)のインタビュー記事おもしろかったです。

仕事で全てを満たさなくてもいいってのは同意です。やっぱり仕事だけだといろいろ狭まっちゃうし、別の世界を知ることで自分の仕事にいい効果がうまれることって当然あるし。

常見さんの著書『「キャリアアップ」のバカヤロー』でも、

人から頼まれる仕事が天職

という考え方が登場します。仕事の出発点は「どんだけ人の役に立つか」だと思うので、よく頼まれることを深堀りしてくってのもひとつの方法だと思います。無理に探すのはマジでしんどい。