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「がんばって覚える」ほど非効率なことはないと思う

忘れない、物事、覚える、象形文字

最近、物を覚えようと思った機会がないので、「がんばって覚えます」っていう言葉を耳にするとすごい違和感なんですよね。

もちろん、生活していく上で、仕事をしていく上で覚えないといけないことはあります。ただ、なんでもかんでも覚えることはできませんよね。むしろ仕組みを理解する方がよほど大事です。

勉強する上で公式を覚えるとか、そういうのは点を取るために必要だと思います。

仕事をしていく上で必要になる知識は覚えるというより「理解する」が大事だと思ってます。なぜなら、点数を取るための知識じゃないですし、常にアップデートが求められるからです。

覚えると大抵そこで満足してしまいますが、内容が新しくなれば覚え直しです。

そんなエンドレスな作業やってられません。

それにインターネットの進歩により、テクノロジーの分野でも新しいものは数ヶ月経てば1代前のものになるくらい更新サイクルは早いわけです。

そう考えると更新サイクルの早いものを適宜覚えなおすことは非効率です。

  • なんでこんなに業務系アプリが多いのか?
  • なんのために通知機能があるのか?

そういうことを考えていくと、結局、”覚えないため”(忘れてもいい)というひとつの結論に行き着くと思います。

テクノロジーを活用するってそういうモチベーションを理解するってことでもあるかなって。

日々新しいテクノロジーは出てくるわけですが、全てが新しいテクノロジーってのもそうそうない。何かしらのテクノロジーのデメリットを補う形で登場するテクノロジーもあるわけです。

であるならば、その差分を学ぶ。その方が「覚える」よりも効率的だと思うのです。

「がんばって覚える」ほど非効率なことはないと思ってます。

そこに時間を使うくらいなら、仕組みを理解することや、記憶を呼び起こすキッカケを作る方に注力した方が効率的です。そのためにテクノロジーがあるので。

昔々の象形文字だって、物事を忘れずに後世に伝えるための立派なテクノロジーです。

感情とセットで整理すると”忘れにくい”というのもありますよね。