連日酷暑の毎日ですが、元気ですか?
夏と言えば細田守監督!ということで、7/20(金)公開の最新作「未来のミライ」を公開日当日に観て来ました。今回はそのレビューです。
※あらずじ的な意味でのネタバレはありますが、視聴に影響するほどじゃありません。
\\#細田守の夏がやってくる//
✨全世界待望✨
細田守監督最新作
『#未来のミライ』本日公開!
過去から未来へつながる、家族と命の物語─▶フォロー&RTで🎁
上白石萌歌さん 黒木華さん 星野源さん 麻生久美子さん 細田守監督サイン入りポスターが3名様に当たる!
※締切:7/22— 映画『未来のミライ』公式 (@mirai_movie) July 17, 2018
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僕は細田守作品が好きで、これまでに公開された以下の作品は全て観て来ました。
細田守作品が公開されたら即観に行くというスタンスなので、実はあまり前提知識を入れない状態で観るんです。いつも。今回の「未来のミライ」もどんな作品かわからない状態で観ました。
その結果抱いた感想は「なにこれ、なんか生々しいな」でした。
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世間の皆様の意見も賛否両論分かれています。
未来のミライ観た!
横浜の幸せなご家庭を100分間見つめるっていうコンテンツだった。
心が弱ってるおじさんは死ぬ可能性があるから注意な。— itachin (@itachin) July 20, 2018
「未来のミライ」観てきました!細田監督の描く家族の物語、甘くて苦い日々を切磋し伝承する優しさ。年代によって感じ方は違うかも知れませんが僕は非常に満足です♪逞しさと愛情いっぱいの可変日常系、是非!
— HiSAƧiH (@HISASHI_) July 20, 2018
未来のミライ見終わりました。独身者はこの映画を見ても何一つ得るものは無いと思うので全く見なくていいです
— ヒロユキ (@hirob0911) July 20, 2018
『未来のミライ』見てきた
試写会の時から酷評が多かったけど
なるほどね…😅今後見に行こうと思ってる人は
『何で?』『どう言うこと?』
って思いは捨てて見た方がいいじゃないと最後は意図がわかるけど
大部分はポカーンの時間です😅おおかみ子供を思わせる
描写があるけど全然違うよ😁 pic.twitter.com/68nr6cXedx— usamaru (@usamaru6) July 20, 2018
「未来のミライ」予告から想像していたのとはちょっと違う映画だった。
前半こそ「あれ?これはどこに行くのだろう?」だったのだけど、中盤からは何を語るのかがハッキリと理解できて、そこから物凄く面白くなった。
ちょっと不思議な作りなので万人受けはしないかもだけど、個人的にとても面白かった pic.twitter.com/aOX65uvQHG— 西村誠芳 (@NISHINOB) July 20, 2018
未来のミライ、観るか観ないかを自分がアニメ好きかで決めるんじゃなくて「現実で自分が子供好きかどうか」で決めたほうが良いと思います。僕は未来のミライを観て「あ、自分は本当に子供が嫌いなんだな」というのを改めて理解した程度に向いてなかったです
— ねくま (@nekuma221) July 20, 2018
とまあ、こんな感じです。僕は個人的に面白かったです。ただ、面白いというのは世界観というより、その生々しさですが。
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ネタバレしない程度に書くと、今回の「未来のミライ」はとある家族とその血縁の話です。家族を描く作品は数多ありますが、これまでの作品と大きく違うのが「家族完結」という部分。
家族がテーマの作品(主にアニメ)には代表的なものに、
などがあります。そのどれもが主人公が友達や周りの人と関わりを持ちながらいろんなことを学んだり、思い出を共有したりするわけですが「未来のミライ」では他者(友人や知人)との関わりはほぼゼロです。
主人公である男の子「くんちゃん」の自尊感情が揺れ動く様を描いています。そこに影響を与えるのが自分の家族であり、血縁者でありというストーリーです。
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僕が抱いた生々しいの正体は、「自分の中である程度、感情や物の捉え方を整理して、自己消化(昇華)しないといけない」というものです。
インターネットを通じて他者とのつながりを持つことは容易になったわけですが、承認欲求を満たすことに躍起になりキラキラした生活を演じてみるとか、それを見て「自分は…」とネガティブになってしまうとか、そういう側面も実際にあるわけです。
つながりが容易になればなるほど自分のことを素直に表現できない、クローズドな領域から出られない、その中で自分を保つにはどうしたら…、というのは現代の問題のひとつにあるような気がします。
僕は「未来のミライ」を通して、家族というある意味クローズドな世界の中でいかに自分の自尊感情をコントールするのか?という処世術的なものを感じ取ることができるような気がします。
酷暑な毎日なので、涼みがてら映画館に行ってぜひ「未来のミライ」どうでしょう!