どうも、佐々木(@moto_ssk)です。
講師という仕事をしているからか、とあるツイートが目に止まりました👇
よくDMで、「未経験でもできますか?」という質問くるんだけど、それって「楽して学べますか?」って質問に近いと思っていて、それでいうとどんなことも簡単に学べることはない。できるかできないかは、本当にモチベーション次第。モチベーションがあれば伸びるし、なければ伸びない。
— Dai (@never_be_a_pm) August 29, 2018
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「未経験でもできますか?」
という気持ち、めちゃくちゃわかります。せっかく取り組むなら自分のものにしたい、という欲望の裏返しでもあるかと。
ただ、結論から言えば「知らんがな」なんですよね。
シンプルに考えてもらえばいいと思うんですが、教える側が「うん、こいつは伸びる!」といくら思っても、当の本人にやる気がなければやっぱり伸びないんですよね。
どれだけ熱量かけても、本人がそれを拒みつづける限り、熱は伝播しないんですよ。
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当の本人の受容加減に依る部分はもちろん大きいですが、それだけじゃないのも事実です。
というのも、当の本人が熱量を持ってても熱の出し方を間違うと熱量が早々に尽きてしまうからです。
で、これは教える側の責任でもあるのかなと。
教える側は、しんどさの波や時間を掛けた方がよい部分など、経験値を持っています。「今はしんどいけど、ここ乗り越えたら相当楽になるよ」てな具合ですね。
自分が通ってきた道の険しさやなだらかさと行った全体像をまず見せてあげることが必要です。
手を抜く場所、逆に抜いてはいけない場所を教えるといった、熱をコントロールする術ですね。
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個人的な意見ですが、「講師」というのは「教える人」より「伝える人」だと思ってます。
僕の中では「教える」より「伝える」が強い。
個人的な意見だけど、「教える」ってなんか上からって感じがするんですよね。教育ならそうかもだけど、研修はワザを修めてもらう必要があるので伝承って感じなんです。なので、「教える」より「伝える」が強い。— 佐々木基之 (@moto_ssk) August 30, 2018
もう少し具体的に表現すると「モチベーター」や「コーチ」でしょうか。
ぶっちゃけ、知識だけ得るなら学校やネットを通して充分得ることができます。
ただ、仕事をしていく上での処世術的な部分は生の声を聞くに限ります。
綺麗事ばかり伝えるわけにもいきませんし、自覚がない人には厳しい言葉も必要ですからね。
自分に必要かどうかを「メリット」や「コスパ」で考えるのではなく、「主体的な意思」で考えてみてくださいね。
「学びたい」「できるようになりたい」という想いを持った人に手を差し伸べる方は世の中にたくさんいますから。
そして、手の抜き方を覚えて、モチベーションを維持してみてください。