本日8時からiPhone Xが発売されましたね。
朝のニュース番組では1週間以上も前から店舗前に並んでいる人のインタビューも放送されていましたが、それだけ価値のある製品ということですね。
さて、iPhone XのOSは「iOS 11」です。iOS 11から新たに投入されたのが「ARKit」。
ARとは、Augmented Reality の略で日本語にすると「拡張現実」。
「拡張現実ってなんか聞いたことある」という方も多いと思いますが、
拡張現実が当たり前になる世の中はすぐそこまで近づいているようです。
ARは拡張現実だと冒頭で述べましたが、似た言葉に「VR」があります。
VRは、Virtual Reality の略で日本語にすると「仮想現実」です。
大きな違いは、主たる世界が現実か、仮想か?だと思います。
最近ゲームやエンタメ業界でVR製品を多く目にするようになりました。(専用のゴーグルやコントローラを持ったりするやつです)
あれは主たる世界が仮想世界です。仮想世界に、現実の人間の動きを反映させる技術をVR(仮想現実)技術と言います。
一方でARは主たる世界が現実世界です。現実世界に対して仮想的なもの(画像やキャラクターなど)を反映させる技術をAR技術と言います。
身近なARはポケモンGOなどです。スマホ越しにポケモンが目の前にいるかのような錯覚になりますよね。
昨日のニュースですが、Amazonのショッピング機能がAR技術により強化されたことが上がっていました。
まだアメリカでしか利用できないようですが、これは非常に便利ですね。
家具購入あるあるだと思いますが、実際に買ってみたはいいが、配置するとなんかしっくりこない、とか、もう少し大きいor小さい方がよかったってことありますよね。
AR技術を使うことで実際に部屋に配置した様子を確認することができます。
視点や距離によって大きさも自動調整されるみたいですし、回転もできるのでどのような向きで配置したらよいか?など家具購入で失敗することが減りそうですね。
AR技術は現実世界がメインなので様々なことに応用していくことができます。
例えば、東京にあるとある小学校では避難訓練にAR技術を活用したそうです。
頭の中で被害の様子をイメージしながら取り組む訓練に比べ、実際に煙が充満した様子を体験する訓練はリアリティが増すので、今まで気づけなかった注意点や避難の仕方の改善点を見つけることにも繋がっていきますよね。
エンタメ分野でもアーティストのライブやコンテンツにAR技術を活用することで、より華やかな、よりポップな取り組みも実現できます。
AR技術は様々な分野に浸透し始めていますね。
そして、先日のiOS 11のリリースで新たに投入された「ARKit」により、今後はより多くの企業がAR技術を扱っていくことになると思います。
これまで以上にARを使ったサービスが出現することでしょうね。
最後に、ARKitの提供者であるAppleが考える「よいARアプリ」についてまとめてある記事です。
AR技術が当たり前になる世の中はすぐそこまで来ているようです。