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ノーベル賞受賞の本庶氏が語る「人生の喜び」は現代人への問題提起

ノーベル賞を受賞した本庶さんが語る「人生の喜び」は現代人への問題提起

どうも、佐々木(@moto_ssk)です。

朝からいろんなワイドショーで放送されていたように、京都大学の本庶氏がノーベル医学生理学賞を受賞なさいましたね。おめでとうございます🎉

がん治療「第4の道」ということで非常に注目が集まってます。受賞ニュースを見ていると、僕は本庶氏の人間性にも非常に注目した次第です。

本庶氏の研究室ページを覗くといきなり素敵な言葉と出会います。題して「6つのC

好奇心Curiosityを大切に勇気Courageを持って困難な問題に挑戦Challengeし、必ずできるという確信Confidenceをもち全精力を集中Concentrateさせ、諦めずに継続Continuationすることで、時代を変革するような研究を世界に発信することができるのです。

本庶氏の受賞ニュースを見ていると、共通して言及されていたのが「基礎研究の大切さ」です。これについては本庶氏自身もインタビューで言及していました。

👆の記事で僕が印象に残ったのがこの部分。

成果は出るまでに時間がかかるもの。PD‐1だって花開くまでに20年以上かかりました。

日本の企業もスリム化して絞るばかりで、企業内の研究の力がものすごく落ちている印象を受けます。

これは個人の話にも当てはまるなと。

新しく何かを始めるとき、どうしても早く結果がほしいもんです。続けていくためのモチベーションになりますし、何より実績ができるので見栄え的にも気持ちいいもんですよね。

ただ、結果を求めすぎるあまり足元を見れていないこともあるのかなと。要はきちんと分析や反省をせず、「うん、だめだ。次」みたいに、自分の外に原因を求める感じです。

これはこれで必要なマインドかもしれませんが、個人的に思うのは、何か尖った知識を持っている人は内省力が高いということです。何が起きても自分の責任と捉えることができ、自分に厳しい。

2012年、同じくノーベル医学生理学賞を受賞した山中氏によると、本庶さんはとても自分に厳しい方のようですね。

本庶氏の受賞記者会見のなかで、本庶氏が話していた以下の言葉。

一番重要なのは、何か知りたい、不思議だと思う心を大切にする。教科書に書いてあることを信じない。本当はどうなっているのかという心を大切にする。自分の目でものを見る、そして納得する。そこまであきらめない。

今回の受賞理由でもある「PD-1」発見は、まさに👆の言葉を体現した結果のようです。

最後に、本庶氏が語る「人生の喜び」を紹介しますね。30秒程度ですがいろいろ考えさせられます。