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知識を価値に変えるには「問い」と「ストーリー」が大事

知識を得るために本を読む

仕事で新入社員研修の講師をしていることもあり、
いろんなジャンルの教養を付けておかないとという意識を持っています。
要するに話のネタをいくつも持っておく事を心がけています。

本当に大した事じゃないことも沢山あるし、雑学的なもの、スポーツ、
陰謀論的なもの、恋愛関連など、範囲を決めないようにしています。

知識や教養ってただ持ってるだけじゃもったいないと思っています。
また、単に披露するだけでもつまんないとも思っています。

大事なのは「問い」を立てる事と、どう伝えるかの「ストーリー」だと思っています。

身近なものこそ話のネタになる

新入社員研修の初日でいつも話しているのがワイシャツとカッターシャツの違いです。

正直、研修には直接関係ない話です。
でも、その日から1〜2ヶ月は毎日顔を合わせるので関係づくりも大事です。
そこで、新人や研修に関連して、堅苦しくもないネタとしていつも話してます。

結論から言うと両者が指すシャツは同じシャツです。違いは呼ぶ地域です。
(諸説ありますが、真面目に語るネタでもないのである程度でいいんです!)

  • ワイシャツ:関西圏以外
  • カッターシャツ:関西圏

ワイシャツはwhite shirtの発音を聞き取れずにワイシャツになったと言われています。
一方カッターシャツは「カッター」というボート競技用のシャツの名称です。
実はこのカッターシャツを作っていたのがスポーツメーカーのミズノです。
ミズノの本社が大阪にあったので関西圏ではワイシャツよりもカッターシャツと。

ただこれだけなんですが、身近なシャツもネタになる(してます!)ということです。
「なんでだろう?」と問いを立てることがネタ作りの出発点だと思ってます。

「ネタ」×「ストーリー」=「価値」

僕はお笑いが大好きです。お笑い番組はついつい見入ってしまいます。
お笑いの中でも漫才が好きです。突き詰めるとトークが好きです。

漫才のネタって何気ない日常のワンシーンを切り取ってることが多いじゃないですか。
「○○したいから、お前△△の役やってよ」みたいな感じで。

冷静に考えると話のネタは日常なんですよね。つまり誰でも体験しうる事です。
それを限られた時間の中で分かりやすく情景描写をして伝えるわけです。

何が”笑い”を生むのかを考えるとストーリーではないでしょうか。

ストーリーが出来上がっていないと聞きづらいという印象を与えます。
ストーリーがオチ(自分が言いたい事)からだとよくわからないモヤモヤを与えます。

価値を決めるのは「ネタ」×「ストーリー」だと思うんです。

問いとストーリーが噛み合うと「わかりやすい」という価値になる

ただ何気なく過ごしていると気づかないことは当然あると思います。
同じように、わかったつもりになって実はわかっていないこともあると思います。

人から伝え聞いたこと、調べたことを眺めて本当に知識と言えるのでしょうか。
個人的に、知識は”自分で調べたこと”からしか身につかないのではと思っています。

調べるきっかけとなるのは「なぜ?」と問いを立てることだと思います。
そして、知識を定着させるきっかけとなるのは人に伝えることだと思います。

どう伝えたら一番伝わるだろうか?聞き手はどんな前提を持っているだろうか?
聞き手を想像してストーリーを作る。

この作業を繰り返すことが「わかりやすい」を作るんだと思います。

まとめ

何かのテレビ番組でジブリ好きなタレントがジブリクイズ50問の全問正解を目指す
という企画が放送されていました。

好きなことに答えることがひとつのコンテンツになる時代です。
好きな事を極めることがいつ価値に変わるかわかりません。(視聴率は不明ですが。)

好きなことを好きと発信しやすい世の中だと思います。
好きなことを極めるだけでなく、”好き”度合いを伝えることが自分の価値を作る

ぜひ、自分の好きを発信してみてはいかがでしょうか?
「インスタ映え」の次は「ストーリージェニック」みたいですし。