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RADWIMPSが音楽で昇華する「18歳」の揺らぎ

RADWIMPSが音楽で昇華する「18歳」の揺らぎ

どうも、佐々木(@moto_ssk)です。

ここ最近、NHKがおもしろいっす。

何がおもしろいって、見るつもりなくて見たものがおもしろいこと。

こないだ観た、RADWIMPSと1000人の18歳が一緒に共演する一度きりのステージ「18祭」は自分の18歳を思い出して、懐かしい気持ちになりました。

18歳ってめちゃめちゃ揺らぎますよね。少なくとも僕は揺らぎを経験したひとりです。

👆のツイートにも書いてるんですが、田舎者の僕にとって、自分の周りの世界が世界の全てでした。

そりゃもちろん「そうじゃないこと」は頭では理解してますが、実感的には無なんです。

ニュースで世界情勢を見ようが、どこかで戦争や殺人が起きようが、自分が体験していないことすべてが他人事なんですね。そこに興味とか関心とかはまったくなかったです。

というか、興味や関心がないので「知りたい」という感情すら皆無でした。

でも、社会との接点を持ち始めた年齢でもあるんですよね。

当時、TSUTAYAでアルバイトをしてました。業務のひとつに中古買取があります。

中古買取をしてもらったことがある人は知ってると思いますが、法律によって買取申込者の本人確認をしないといけなんですね。「氏名」や「住所」などを記入してもらうんです。

そのひとつに「職業」という欄があるんです。

  • 公務員
  • 自営業
  • 会社員
  • 看護師

などなど、いろんな職業を目にするわけですね。「へぇ〜いろんな職業があるもんだなあ」と。

それまで、自分の周りが世界の全てだったのに、社会との接点を持つことで世界が広がってく。

自転軸は自分の内にあると思ってたのに、自分の外にめちゃめちゃあることに気づく。

「常識」と呼ばれるルールブック、「普通」という敷設されたレール、いろんな遠心力を受けながら、抗いながら、なんとか自転しようとする自分を認知し始める。

そんな「揺らぎ」を感じたのが、ちょうど「18歳」だったように思います。

「18祭」という番組ではそんな18歳たちの揺らぎを音楽という形で昇華していました。

最後に、RADWIMPSと1000人の18歳が歌っていた「正解」という曲の締めの歌詞を紹介します。

制限時間はあなたのこれからの人生
解答用紙はあなたのこれからの人生
答え合わせの時に私はもういない

だから採点基準はあなたのこれからの人生
「よーい、はじめ」