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日常生活で尊厳欲求に留まるからこそ、自己実現欲求のマーケティングが効果的なのか

尊厳欲求を満たしたい

近年はSNSの普及によって個人が情報発信源になれるようになりました。

ただ、僕が思うのは個人の情報が容易に発信されるが故の弊害もあると思います。

セキュリティ問題などもちろんですが、メンタル的な部分。

不用意に自分自身と他者を比較してしまう機会も増えてしまったのではないでしょうか。

キーワードは「自己実現」!ソーシャルメディアを活用して『マーケティング4.0』を成功させた企業事例

http://gaiax-socialmedialab.jp/socialmedia/407

マズローの五大欲求の尊厳欲求に留まっている!?

「マズローの五大欲求」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

ご存知ない方や見返したい方は以下をご覧ください。

日本人であれば下から3番目までの欲求は満たされるかと思います。下から4番目の尊厳欲求(承認欲求)は自分を認めてほしいという欲求です。

SNSの普及によって、尊厳欲求を満たしたい(無意識に・過剰に)という人が増えてしまったのではないかという仮説です。

facebookであれば「いいね!」やコメント数、twitterであればRT数、LINEであれば既読など。自分の発言・発信に対する他者からの評価(興味)が可視化・数値化されるようになってしまったために、SNS普及前に比べ、尊厳欲求を満たしたいけど満たせない人が増えてしまったのではないでしょうか。

つまり、尊厳欲求に留まる人が増えてしまったのではないかということです。

【マーケティング4.0】=「自己実現」

記事の冒頭で引用しているリンク先に記載されていますが、

昨年2014年9月、日本で開催されたマーケティングのイベント『ワールドマーケティングサミットジャパン』にて、マーケティングの神様と呼ばれるフィリップ・コトラー教授が新しいマーケティングの概念【マーケティング4.0】を提唱されたのはご存知でしょうか?

マーケティング4.0とは「自己実現(self actualization)」を意味するそうですが、実はこの概念が提唱される前から、ソーシャルメディアを使ってマーケティング4.0を実践している企業が存在するのです!

だそうです。 マーケティング4.0とは自己実現を意味するようです。

マーケティング4.0で重要なことは「自己実現」。自社製品を売り込む際に、ユーザが結果的にどうなるのか?を訴えかけていくことがひとつキーワードになりそうです。

記事の中でも紹介されていた、NIKEやレッドブルの事例を見てて思ったことはブランドはあくまでサブであるという点です。

ユーザが何かに取り組み、その結果を手に入れたとき、あくまで努力したのはユーザ自身。

その努力を助けたのがブランドです。あくまで価値を創るのはユーザ自身で、ブランドはサポート(サブ)です。

といった感じです。

ブランド自身が前面に来るのでなく、支え側に回ることで結果的にブランドが認知されやすくなるという状態になっているのかなと思いました。

例えば、こんなに太ってたけどこんなに痩せました、それはラ〇〇ップ!みたいな感じ。

日常生活で尊厳欲求に留まるからこそ、自己実現欲求のマーケティングが効果的?

「このブランド、メーカなら私も同様の結果を手に入れることができるかもしれない!」

 ユーザ自身がブランド使用後の自分自身をイメージできるか?という視点がマーケティング4.0のポイントなのかもしれません。

冒頭で仮説として挙げたように、尊厳欲求に留まる人が多いからこそ、認められるまでの様子がわかるものは手を出しやすい・出してしまうのかもしれません。

現代は情報過多なので、あまり手をかけず効率的に答えに辿り着きたいという気持ちが無意識的に強く出ると思います。

そんな意識にアプローチするのがマーケティング4.0なのかなと思いました。

まさに、キーワードは「自己実現」!ですね。

マーケティング4.0の視点で世の中のサービスを見てみると勉強になりそうです。