どうも、佐々木(@moto_ssk)です。
先日、主宰する「書くメシ」にて月イチ勉強会「書くメシナイト」の第5弾を開催しました。
今回は「しゃべるメシ講座」ということで、おしゃべりモンスターの徳倉さんを講師にお迎えし、2時間みっちり“しゃべりでメシを食うコツ”についてお話しいただきました。
#書くメシ の派生プロジェクト「#しゃべるメシ」はじまりました🗣️ pic.twitter.com/UDGSH85lwy
— 佐々木基之 (@moto_ssk) January 19, 2019
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徳倉さんは地元テレビ番組にてコメンテーターとして出演したり、某有名情報番組など多数メディアに出演したり、企業・自治体・大学・医療機関などで講演やセミナーをしたり、…と、まさに”しゃべり”でメシを食っている方です。
当日の講座の模様は「書くメシ」公式サイトの講座レポートをご覧ください👇
僕も講師をしているので、このブログでは「講師」としての気づきを中心にまとめます。
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僕は新入社員研修にてしゃべることがほとんどです。なので、同じ「講師」という肩書きではありますが、徳倉さんと大きく違うのは受講者と過ごす時間の長さです。
新入社員研修は2ヶ月程度あるので、時間をかけてゆっくりと受講者と関係性を構築していくことができます。しかも、対面なので表情、態度、雰囲気、そういう部分を見ながら話をすることができます。
一方で徳倉さんは1時間だけのセミナーだったり、5分間のラジオだったり、30分のテレビだったりと、時間も媒体も様々です。
なので、どのようにして聞き手の心をグッと掴むのか?が気になって仕方なかったんですね。
しゃべるメシ講座をとおして僕が得たひとつの解は、「主観」と「客観」のバランスです。
「主観」と「客観」は常に意識して講師をしていますが、今回の講座をとおして、その意識がより鮮明になったんですね。なので、解は解でも納得解を得たといったほうが適切かもしれません。
それはなぜかというと、徳倉さんのこの言語化のおかげです👇
満足度は「共感」と「納得」で決まる
僕が講師をしているとき、いつも取り組んでいるのが「自分の体験談を必ず含める」です。
というのも、プログラミング講師を名乗るとどうしても「正しいことを教えてくれる」とか「先生は最初からプログラミングができる」という思い込みが参加者のなかに芽生えやすいんですね。
芽生えてしまうと、どれだけ説明しても「先生だから理解できるんだ」となかば開き直りの感情を受講者が抱く場合があります。これは非常にこわい感情です。何を話しても届かない場合もあるので。
そこで僕は「体験談」の話を多く取り入れます。これが「主観」の部分です。
体験談を取り入れることができる理由はいたって単純で、僕自身がプログラミングをしているからです。
また、プログラミングをしていることで最新技術や現場での使い方など、実践的な内容を織り交ぜることができます。そうすることでテキストからは決して得られないリアルさを伝えることができます。これが「客観」の部分です。
この「主観」と「客観」をバランスよく織り交ぜることは、テキストしか知らない講師には真似できないことですし、なにより経験ベースなので僕しかもっていない切り口になってきます。
「主観」と「客観」については僕のこれまで経験から導いたことだったのですが、徳倉さんの👆の言葉で自分の納得感がめちゃめちゃ高まったんですね。しかも「共感」と「納得」という言語化もさすがです。すごくイメージできました。
徳倉さんの話を聞いて、改めて感じたのは「たとえ話は効果はバツグンだ~!」ということ。
講師をしてて思うのは「なんとなくわかった」という受講者の小さな発見をどれだけ積めるかだと思っていて。そのためには事実をイチから伝えなくても、まずざっくりとイメージしてもらうことも効果的です。(正しくともつまらない話は多々ありますからね…)
ざっくり理解してもらう上で有効な方法が「たとえ話」なんですよね。
徳倉さんは随所に「たとえ話」を散りばめていて、改めて「たとえ話」の大事さを感じました。
会話するうえで互いに共通イメージを描けるかはとても大事。そのひとつの要素が例え話。例えるなら〇〇とか、〇〇みたいなとか、知ってることを引っ張りだすだけで、あーそれそれ!となる。このそれそれ作用は記憶の定着度も高める。それそれを目撃したときに想起されやすくなるから。
— 佐々木基之 (@moto_ssk) December 7, 2018
他にもテクニック的な話をいくつか教えていただき、さっそく次の研修から実践します✊
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しゃべるメシ講座を通して思ったのは、テクニックが活きてくるのは「1」があってこそだなと。
テクニックを「1→100」とすれば、「0→1」はコンテンツや切り口です。
自分の体験、経験から導かれたコンテンツ、切り口があって、そこにテクニックがのっかることで”しゃべり”が”メシを食う”ツールに変換されていくんだなと。
最後に徳倉さんから教えてもらった「喋り手の2タイプ」を紹介しておわります。
喋り手は大きく2種類に分かれる。
①明石家さんまタイプ
②島田紳助タイプ懇親会のもつ鍋みたいに2時間ずーっと濃厚な #しゃべるメシ でした🗣
— 佐々木基之 (@moto_ssk) January 19, 2019
どちらかが良い悪いではなく、自分はどちらのタイプか?を自己認知して、実りなき努力をしないように、これからも”しゃべり”と向き合っていきたいと思います。
「しゃべり」をお金に変換するうえで必要な「共感」と「納得」
“しゃべる”って奥深い、楽しい…僕もラジオとかやってみたいな…🗣️