自分の強みは何か?を考える機会は誰しもあると思うんです。
人によっては「これかな?」と思い浮かぶ”強み”があっても、同じ”強み”を持ってそうな人を想像して、自分なんてまだまだ…強みとは言えないかな…と負のループに入る。
先日、リレーマラソンに参加してきたのですが、そこで「自分の強みは相対的に決まる」という体験をしてきたので、今日はそのことを。
先にチームの結果です。男女混合チーム5チーム中、第3位で表彰されました!タイムは3時間11分23秒でした。
昨年の11月に福岡マラソンに出場した以来のマラソンでした。フルマラソンとリレーマラソンで大きく異なるのがチームで42.195kmを走るということ。フルマラソンの場合は個人の中で「1km何分で行こう」と調整しながら取り組めますが、リレーマラソンの場合は自分が走る時以外はスピードをコントロールできません。
ただ、リレーマラソンでは走る距離が短い分、ある程度全力で取り組むこともできます。自分の出番での頑張りがチームの結果によい影響を与えやすいと言えます。
今回も自分たちは個人目標とチームの目標を設定。チームとしての目標は3時間切りだったので、個人個人が個人目標を達成しないと当然チームとしての目標達成も難しくなってきます。このダブルパンチがやるべきことを明確にしてくれます。
今日は #リレーマラソン。11月の #福岡マラソン 以来のランだったけど1キロ4周をイーブンペースでいけたのはよかった。チームとしても3時間11分台。目標の3時間切りはできなかったけど、チームと個人の目標があるとやること明確になっていい。 pic.twitter.com/yc2rdUqPme
— Motoyuki Sasaki (@moto_ssk) 2018年2月18日
ここで「強み」の話に触れます。個人の目標とチームの目標を決めていく上で、当然、経験や能力といった「強み」を考慮することになります。自分たちのチームは過去に実業団で活躍したランナーもいれば、今回初めて1kmという距離を走る初心者もいました。
そうなるとフルマラソンを経験している自分は、今回のメンバーの中では走れる部類に属するようになります。一方、チームに学生時代陸上部で活躍した人や趣味でフルマラソンに何度も出場している人が何人もチームにいる場合は、自分は中間層以下に属するようになります。
つまり、参加するメンバーによって自分の強みは変わるということです。自分の走る能力は変わりませんが、誰と一緒に取り組むかによって求められる役割は変わってくるわけです。自分の役割を”自分で”認識できれば、やるべきことに集中できます。
自分の強みは参加メンバーによって決まるというのは、言い換えれば、「自分の強みは相対的に決まる」ということです。なので、ある一瞬を切り取って自分の強みを簡単に判断しなくてもいいのではないかと思います。
個人的に思うのは、自分の役割を自分で認識して、やるべきことに注力していけば、そのやるべきことの経験値は自ずと貯まる。経験値が貯まれば、いずれ自他共に認める”強み”の域に来るのではないかと思うんです。誰だって取り組んだ直後は初心者ですしね。自分だってまさかフルマラソンに出るなんて思ってませんでした。長距離は大嫌いでしたから(笑)
今回「強み」についてリレーマラソンの経験を通して考えてみました。誰と一緒に取り組むかで「自分の強みは相対的に決まる」と思うので、いろんな人と一緒に何かやってみることが「自分の強み」を見つけるひとつの方法なのかもしれません。
それに「強み」は相手が見つけてくれるものでもあると思ってます。自分の強みが思い浮かんでも、同じ強みを持ってそうな人を想像するように、相手が見つけてくれるものという一面もあると思います。
自分の強みがないことに悩むよりも、誰かと一緒に何かして”動きながら”考えていくと以外とパッと見つかったりするんだと思います。