どうも、佐々木(@moto_ssk)です。
「あ〜もう!○○って伝えたのに…なんでそうなるかなあ…」
って悔しさ感じたり、イラついたりした経験ありませんか?
僕は結構あります。でも、講師をするようになってからその感情とは縁遠くなったんですよね。
なぜ縁遠くなったかというと、寛大になったとかそういうことではなく、自分の「伝え方」を振り返る癖がついたからなんですね。
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冒頭で書いたような悔しさやイラつきというのは、自分はきちんと伝えたが前提にあるんですね。
でも、「伝えた」と「伝わる」は違うんですよ。
僕の中で「伝わる」状態というのは、話し手と聞き手が同じ絵をイメージできた状態としています。
なので、「伝える」は絵を書く上で必要な情報を渡してるだけに過ぎないという感じですね。
講師をやるようになって、この感覚が身につくようになったんですね。
この「伝わる」を目標にすることで、「伝わらない」要因は次のうちどれかだと。
①の場合は自分の力ではどうにもできないので、②に集中して改善すればいいんです。
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「伝えること」はひとつの翻訳作業。0から10まで説明しても伝わらないときは、お互いしかわからない共通言語を作ると効果的。少し色味を変えるだけで頭に入りやすくなることは大いにある。
— 佐々木基之 (@moto_ssk) September 3, 2018
「伝えること」はひとつの翻訳作業なんですよ。
「いやいや、俺はきちんと正しいことを順番に説明した!」
と思うかもしれませんが、「いやいや、伝わってないんだってば」って話ですね。
正しいことを伝えることは当たり前です。
ただ、正しいことを0から10まで順番通りに説明すれば伝わる、とは言い切れませんよね。
そもそも伝える目的は何かを考えたら、自分と同じイメージを相手にも持ってもらうことです。
であれば、手段にこだわる必要はありません。
自分と相手しかしらない共通言語を通して伝えることだって全然ありなんですよ。
正しい形にこだわりすぎる必要はないんです。全員が全員同じ表現で理解できるとは限りませんし。
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話す上での「伝える」についての話でしたが、書く上での「伝える」も同じことですね。
話す場合と違って、書く場合は伝える相手が直接見えませんよね。
だからこそ、話すときから伝わらない原因を自分の中に見つけるんです。
話すときから自分の「伝え方」を振り返るようにすれば、書くときにも活きてきますよ。
相手のせいにするのは簡単です。
でも、相手のせいにしてるといつまでたっても「伝わらない伝え方のまま」ですよ。
それに自分の改善をした方が手っ取り早くないですか?