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「あ!そういうこと!」という小さな発見に必要な交通整理

交通整理

どうも、佐々木(@moto_ssk)です。

僕は講師としても働いていますが、常に意識してるのは「考える機会を奪わないこと」です。

「考える機会を奪わないこと」は言い換えると「ハナから答えを教えないこと」です。

というのも、人が成長するときって「あ!そういうことか!」という小さな発見をいくつも積み重ねるときだと思っているからです。

答えを教えることで「なるほど」となっても、「そういうことか」に至るまでの考え方を知らないままでは、2度目、3度目と同じ質問を繰り返す可能性がかなり高いです。

👆の状態は例えるならぐるぐるバット。なんだか少しずつ景色は違って見えるけど結局同じところに戻ってきて、挙げ句の果てに混乱して進まない…みたいな感じです。

混乱

では、何をもって「考える機会を提供した」になるのか?

これはあくまで僕のいち意見ですが、なんとなくでも受講者が自身の「ことば」で事象を表現することができたか?を目安にしています。

それは「ことば」でなくてもいいんです。身近なものでの例えでも構わないし、それっぽい図解でも構いません。受講者が自身の考え方(ロジックやプロセス)と向き合ってることを認知する状態を作ることが大切だと思っています。

なので、いきなり「正解」でなくてもいい。ひとまず、「こう考えた」を認知することです。

入江さん(@iritec_jp)の言葉を借りれば、考え方の「方向性」をいかに交通整理していくかだと。

ただ、この交通整理は適したタイミングがあると思っています。

最初と矛盾しますが、ハナから答えを教える場合もあるんですね。

というのも、そもそも考え方の下地となる知識が不足している状態だと、考え方のキッカケすら掴めないので余計に混乱しがちです。目隠しをして歩いてるようなもんですね。

なので、

  • この音は◯◯の音
  • この手触りは◯◯の△△の部分
  • この匂いは◯◯の匂い

みたいな、下地となる情報については最初から提供しておいた方がいい場合もあります。

ある程度下地ができたら、あとは交通整理です。

「あ!そういうことか!」という小さな発見を一緒に共有することはなんとも楽しい瞬間ですよ✊