出張で地方に長期滞在していたときの話です。
宿泊先としてホテルを利用したのですが、そのホテルは温泉付きというなんともありがたいホテルでした。
僕は仕事が終わりホテルに戻ると、1時間ほど仕事の整理をして温泉に向かうのですが、温泉には必ず先客がいます。しかもいつも決まって同じ人。
ふと思いました。人は無意識のうちに決まった時間に決まった行動を繰り返すのか?
ルーティンとは決められた一連の動きのことを指します。
日常生活におけるルーティンを考えてみると、食事後に歯磨きをするとか、睡眠前に入浴するとかでしょうか。ルーティンのよいところは習慣化していることです。
悪い習慣をルーティンすることは避けたいところですが。。。
人はルーティンを繰り返すうちに、ルーティンを繰り返すこと自体意識しなくなる。
人は無意識のうちにルーティンを実践していると言えます。
ルーティンに触れた上で、もう一度出張先での温泉の話に戻します。
僕は仕事の疲れも落としたいので、仕事の整理をしたら真っ先にお風呂に入ることを決めています。すると、自然と温泉に行く時間は決まった時間になってきます。
でもここで不思議なのが、時間を見計らって温泉に行っているわけではないという点です。仕事から帰り、仕事の整理をし終わると、だいたい同じ時間になっているんです。
言い方を変えます。
決まった行動を繰り返すと、行動にかける時間が自然と一定になってくると言えます。
ルーティンは行動に目が行きがちです。
日常で考えれば歯磨きや入浴、仕事で考えれば決まった手続き、仕事の仕方など。
でも、ルーティンを繰り返すと、それにつられて時間も決まると考えることができます。
つまり、無意識のうちに決まった時間にルーティンを実践しているんです。
良い習慣を無意識化するために、人はいろんな努力をします。
努力の結果、無意識で実践できるようになったことは、無意識のうちに決まった時間に実践しているのかもしれません。
行動が決まるタイミングで、実は時間も決まっている
ルーティンというものを通して、湯の中でそんなことを考えていました。